ホームページ制作・既存WEBサイトのリニューアルは茨城県水戸市のリアライズにお任せください

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ホームページにどこまでを求めるか?

純粋なECサイトや宿泊や美容系の予約サイトなどを除けば、なかなかホームページのみで契約までもっていくのは相当ハードルが高いというのが実感です。

それはかくいう私たちがこのリアライズのホームページを通して、ホームページをお作りになろうと思っている方を募っているにも関わらず、最後はやはり現場にお伺いするか、或いは弊社に来て頂くかして契約を結ぶという形式をとっているからでもあります。

営業の教科書の一つにランチェスター戦略というものがあります。既にご存知の方もおられると思いますが、ランチェスター戦略とは端的に言うと、販売する商品と商圏を絞って効率よく営業をしていくことを言います。確かにあれもこれもと手を出してどっちつかずになるよりも一つの商品を確実に販売するという手法は頷けるのですが、問題は商圏を絞れば絞るほど見込み客は減るという現実に直面します。

先日、あるランチェスター戦略の本を読んでいると、「営業に向かう時間と帰りの時間は最大の無駄」という一節がありました。営業に伺う時間、それ自体はなにも生み出さないので、遠方に営業のため出掛けるのは無駄なのだそうです。

なるほど、往復4時間も掛けて一件の見込み客に行くのは無駄なような気がします。

しかし、100km先のとある人にお会して1時間お話をすれば10万円がもらえますという条件であればどうでしょうか?

10万円がもらえるなら問答無用で行くという人もいれば往復の時間に加えて、お話をする1時間の都合5時間、5時間と10万円を比べたとき、バカバカしくてそんなところまで行ってられないと言える人もいるにはいると思いますが、果たしていったいどれだけそういうセレブは存在するのか。人気ユーチューバーで月に何百万円も稼ぐような人であれば一笑に附すかもしれませんが、一般的な方の場合、まあ行くという人の方が大勢を占めるのではないかと思います。特に自営業者の場合、行かなければゼロ、尚更行くことと思われます。よっぽど体調が悪いとか、或いは別の誰かに会えば20万円がもらえるということでもないかぎり、基本的に私も行きます。

さて、話を戻すと、この移動の距離や時間をホームページが埋めることが果たして出来るのかということです。

「あなたのホームページを見ました、電話で私のお話を聞いてくだされば10万円を差し上げます」、こんな胡散臭い話あり得ませんが、結局はこういうことです。

我々WEB制作者の中にも絶対にクライアントととは会わない業者が一定程度存在します。

もちろん、それはその人の営業スタイルですから、見込み客と会わないという方針にケチをつけるつもりは毛頭ありません。

ただ、私はですけど、最終的にはお会いするというスタイルで営業をしています。

理由は「会って話さないと微妙なニュアンスが伝わらず、後々トラブルの原因になる」、「(失礼な話であるが)どういう人や会社か実際に会って確かめたい、反社会的勢力やいかにも資金繰りが苦しいような人(会社)であれば契約せずにこちらから断る」、「同業他社との相見積もりであれば条件次第でこちらが勝てるので交渉する」など、やはり会うには会うだけのメリットがあると思います。

ホームページを作りたいとメールや電話連絡があった方に契約書をメールか郵送で送り、契約書を返送してもらって、これで契約締結というのであればラクですけど、やはり数十万円から時には百万円単位になる依頼を電話とメールだけで済ますというのもどうにもこうにも昭和生まれの自分にはしっくりきません。

事実、リアライズと契約される方の多くは実際に来てくれるから安心したと仰ってくれる方が多数おられます。

裏を返すと、ここらへんがホームページの限界ではないかと思うのです。

ホームページを作ってほしいと問い合わせがあった人(企業)のところに行って説明するんだから売れて当然だと、元々自動車ディーラーで営業マンをしていた父になじられますが、私は決してそう思いません。何故ならホームページを見て問い合わせをするというのは誰にでも簡単に出来る反面、当然、数社から話を聞いて決めるというのが大前提だからです。

つまり、ホームページ制作業者が言うのもなんですけど、最終的にはやはり人力に勝るものはないというのが結論だったりします。

この人力の部分をホームページをはじめとしたWEBツールがなんとかしてくれるというのはまだまだ先の気がします。

望むと望まざるとを別にして、これからはAIの時代になると言われています。確かにそうだと思います。

ただ、じゃあ、たとえばタクシーやバスなどの運転手という仕事が本当になくなるのかといえば分かりません。もちろん、現代の二種免許のように運転をなりわいとする業務の場合は運転手の設置を車両1台につき1名以上を義務化するなどといった法律が制定されない限り、50年後はなくなっているかもしれませんが、それでも20年後ぐらいじゃまだまだなくなっていないと思われます。これが幹線道路上の決められたルートを通るバスであれば現在実証実験をされている通り、運転手なしのバスが走るかもしれませんが、それだって、交通事故であったり、或いは車内での客同士のトラブルであったり、或いは障がい者の方やネットリテラシーの低いお年寄りのことを考えると、最低でも1人は車掌さんを置いとかないとなかなかうまくいかないと思います。ましてや渋滞の場合は地元民しかしらないような裏道を通る、ケロを吐きそうな酔っ払いのあしらいなど、機転のよさを求められるタクシーや運転代行の運転手の場合、自動運転でどうにかなるとは考えにくいです(くどいですが20年ぐらいではの話)。

営業の仕事も同様で、ズームなどの遠隔面談システムがいくら隆盛を極めても最後の詰めの部分はやはり直接対面してということがまだまだ継続するのではないかと思います。

むろん、ズームやLINEなどの新しいウェブツールを否定しているわけではありません、感染症防止の観点からもズームで済む場面であれば積極的に利用すべきです。私が言いたのはすべてインターネット上のもので解決するということではなく、要所要所の重要な場面ではやはり対面に勝る武器はないのではないかと思っているということです。こんなことを言うのも私が昭和のおっさんだからですかねぇ~?

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